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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

お知らせ

2025年05月15日

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フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:沖縄県内

全国のみなさま、初めまして。
沖縄県で活動をしている一般社団法人「琉球わんにゃんゆいまーる」と申します。私たちは、飼い主のいない猫のTNR(捕獲・不妊手術・リリース)、保護譲渡活動、シェルター運営、そして啓発活動を行っています。特に力を入れているのは、自治会や地域住民の方々へのTNRサポートです。私たちの元には、県民の皆様から猫に関するさまざまな相談が寄せられます。メンバーやボランティアの皆さんに協力していただきながら、できる限り対応しています。

【TNR活動】
・沖縄市、うるま市、嘉手納町
継続して行っている公園のTNRについてご紹介します。こちらの公園では、9年前に(公財)どうぶつ基金さんのご協力を得て、一斉に129匹の猫をTNRしました。その後も、園内に流入してきた猫たちのTNRを継続的に実施しています。10月には2匹の猫のTNRを行い、4匹の猫を保護しました。そのうち3匹には里親が決まり、残りの1匹も今後、譲渡予定となっています。

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住民の方や餌やりさんと協力して捕獲

また、嘉手納町やうるま市内でも毎月、各地域で約10匹のTNRを行っています。捕獲漏れを防ぐために、餌を与えている方を特定し、猫の頭数を把握した上で捕獲協力をお願いしています。できるだけ猫に負担をかけないよう、慣れている方にケージ内で餌を与えてもらい、捕獲する方法を工夫しています。
中には、「不妊手術が可哀想だ」と感じる方もいらっしゃるため、その必要性について説明を行うことも少なくありません。

【新たに飼い主のいない猫の問題の取り組みを始める自治会のサポート】
2年程前から沖縄市内のある自治会へ地域猫活動のサポートを行っておりましたが、興味を持たれた沖縄市内の別の自治会が新たに地域猫活動を始めたいとのことで、サポートに入っています。
11月には公民館で地域住民への説明会が開催され、私たちも参加しました。自治会長をはじめ、地域のボランティアの皆さんが企画し、準備を進めてくださり、私たちからは地域猫活動の重要性を伝える映画上映と啓発パネルの貸し出しを行いました。
地域住民の方々約10名が参加し、こちらの自治会ではグループを立ち上げ、活動を進めていく予定です。最初はボランティアが一人でしたが、この勉強会をきっかけに10名以上に増えました。

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住民説明会には地域住民が多数参加

先日、住民と共に50世帯程度を戸別訪問し、猫の調査を行いましたが、予想以上に未手術の飼い主のいない猫が多く驚きました。
餌を与えていた方にも出会う事ができ、TNRの説明と捕獲のご協力のお願いをしまし た。ご本人は近隣に迷惑をかけていることを気にされていらっしゃるようでしたが、 今回のTNRをきっかけに餌やりマナーやトイレ設置などについてもお話しできればと思います。2025年1月には20匹のTNRを実施予定で、野良猫問題を地域の問題として捉えてもらえるよう、地域住民と協力しながら進めていきたいです。

【保護譲渡活動】
私たちの保護猫の多くは、医療ケアをした後、東京・三鷹市で活動されている『みたか123』さんの譲渡会に参加しています。直近では2024年12月15日の譲渡会に参加するため、猫たちを空輸しました。ほぼ毎月、譲渡会に参加するために空輸を行っています。※空輸はバケットボランティアさんにお願いをしました。

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譲渡会に参加するため那覇から東京へ空輸

譲渡会に参加する猫の中に、9月に沖縄に観光に来た方から「どうしても気になる猫がいるため、保護できませんか?」という相談を受け、保護した猫がいます。なんと保護直後に仔猫3匹を出産し、預かりボランティアさんに親子のケアをお願いしました。観光客の方からこのような相談が時々ありますが、すべての猫を保護することは難しいのが現実です。
うち2匹は、相談者様が迎えてくださり、残りの2匹は2025年1月に開催される『みたか123』さんの譲渡会に参加する予定です。

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親子猫はスクスク育ちました。

【適正飼養を広げるために】
県内では譲渡がなかなか決まらないという厳しい状況が続いています。私たちをはじめ、多くの団体やボランティアの方々が、県外の動物ボランティア団体や保護猫カフェと連携し、譲渡を進めています。その背景には、飼い主のいない猫が多く、どの団体も保護猫を抱えている状況があるためです。また、既に飼っている人も多頭飼いをしていることが理由として挙げられます。
しかし、適正飼養を広げるためにも県内譲渡も非常に大切だと考え、毎週土曜日に那覇市にあるペットショップ「ペットボックス那覇店」にて保護猫の譲渡会を開催しています。来てくださった方々には、適正飼養の啓発も行っています。
最近では、2匹目を迎えたいと繰り返し足を運んでくださった方が猫を迎えてくださりました。

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週1回開催している譲渡会

2024年は県内で5匹の猫の譲渡が決まっています。県内譲渡の数は少ないですが、譲渡後も飼い主さんとのつながりを大切にし、動物愛護の意識を高め、広げていきたいと考えています。


<ご支援くださっているみなさまへ>
私たちの活動は、たくさんの方々のご支援や温かいお気持ちによって支えられています。法人格の団体ではありますが、メンバーもボランティアも専従ではなく、それぞれが仕事を持ちながら活動しています。限られた時間の中での活動ですが、人と猫が共に幸せに暮らせる沖縄県を目指し、人とのつながりを大切にしながら、できることを一つずつ進めていきたいと考えています。



「一般社団法人琉球わんにゃんゆいまーる」
https://ryukyuwannyanyuimaru.org/
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